思ったより使いやすいですね。まだ購入間もないので効果はわかりませんが、マメに活用したいと思います。 オーラルアカデミー とじろーくん ピンク 関連情報
ワンド オブ フォーチュン 2 FD ~君に捧げるエピローグ~ (限定版) 予約特典ドラマCD付き
もともと、ワンドは最初かわいすぎるかな〜、とか期待せずに入ったクチですが、これがはまるんですね〜。
で、シリーズで買い続けて、このFD。
そもそもはラギやらノエルやらがお気に入りでしたが、「時空に〜」以来、ソロ一筋です。
彼女に逢うためだけに300年以上も待てる、女冥利に尽きるではありませんか。
そんな二人のその後が見られるFD、買わないわけがない。
や、甘あまでしたね〜。いきなりいちゃいちゃ朝シーンかよ!
とつっこみつつ。
ソロ好きでも、他のヒトもとっても甘あまで、や〜〜〜〜ん、となりながら楽しみました。
ソロ?や、ソロですよ〜〜〜やはり!!(個人的好みです。)
や〜、まさか、そんな終わりになるとわ!?
この先は、ぜひ、やって見られるとよいです。
ワンド好きなら絶対だし、ワンドやってみよう、という方は、ぜひシリーズ最初からやっても後悔ないかと。
ちなみに今までした乙女ゲーの中では
「薄桜鬼」「CLOCK ZERO」「WAND OF FORTUNE」「AMNESIA」などがお気に入りかな。
ワンド オブ フォーチュン 2 FD ~君に捧げるエピローグ~ (限定版) 予約特典ドラマCD付き 関連情報
顔文字のショボーンに可愛さを感じ購入しました。気に入って飾ってあります。 顔文字くん グラス ショボーン AR-1305-2 関連情報
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)
「お久しぶりね、ヴァンパイア」
「50年程ぶりかな、そうか、もう女王になったのだったな」
「顔を良くお見せなさい。…貴方は何も変わらないのねヴァンパイア。
私はもうこんなに、こんなにも年老いてしまいました。もう皺くちゃのお婆ちゃん」
「貴方も50年前の様な おてんばのままだ お嬢さん。
いや、貴方は今こそが確実に美しいのだ女王」
…本作を読んで平野耕太の血と弾丸だらけの漫画「HELLSING」の中に
出てきた妙にほっこりとする会話を思い出した。言うまでもなく主人公の
アーカードは不老不死の吸血鬼で何年経とうが老いる事がない存在なのだけど
そんな「変化しない」彼だからこそ、年老いるという形で変化していける
人間の素晴らしさに誰より魅かれている事が伝わってくる良いやり取りである
今回主人公の詩也が自分を吸血鬼の仲間に引きずり込んだ雫に突きつけられる
問題がこれである。16歳で吸血鬼化した詩也は当然何年経とうが、それこそ
憧れの綾音先輩が皺くちゃのおばあちゃんになっても16歳のままという現実を
突きつけられ、雫の「永遠の倦怠を経て、私との間で永遠の愛を始める」
「人間は体も心も、そして交わす誓いも脆い」と暗に綾音を諦めて同じ永遠の
時を生きる自分に乗り換える事を勧められるのだけど、その絶望的な状況に
詩也がどんな答えを見出すのか?
そんな迷える詩也を導くのが本作においてもう一つの軸となる百合な物語の
王子様役でチーム・アルタイルのエース格、永門偲先輩。文化祭での公演で
海星学園の四つの演劇チームが、即ち詩也たちのレグルス、これにベガ・
アルタイル・デネブのエースたちを加えたメンバーで「とりかえばや」を
演じる事になる。詩也はプレイボーイの宰相中将を演じる事になるのだけど、
相変わらず任された役の人物像を掴むのに悪戦苦闘。男装の麗人である女君と
その妻となる四の君を強引にモノにしてしまう男を理解できず、前回散々
詩也を振り回した凪乃にもからかわれる始末。七転八倒の詩也に手を差し伸べた
のが元々女子校だった海星学園で女子生徒の王子様役を務めてきた女君役の
永戸偲。面倒見の良さと男前な発言に遂に詩也は「弟子にしてください」
「アニキと呼ばせてください」と言い出す始末
ところが完璧な王子様役であった偲とチーム・デネブのエースでお姫様役の
筒井百合香の関係のもつれがそこに影を差す。それこそ中学時代には嫉妬した
他の女子から疎まれた百合香を守るべく女である偲が自らの顔に刃物を
当てるほどの覚悟で守り・守られ続けてきた関係が、守るべきお姫様を偲が
裏切った事で脆くも崩れ去ったと知った詩也が「やっぱり人間関係なんて脆い、
永遠に続く関係なんて無い」と絶望、実らない恋を重ね続ける最少中将と自分を重ね、
雫と直接対峙した綾音との関係もギクシャクしたまま腑抜け状態に…
そんな腑抜け状態の詩也に強烈な喝を入れたのもやっぱり偲先輩。なんと有望な
バスケ部員だった詩也にワンオンワンを挑んでその最中に自分の「永遠に王子様
として百合香を守り続ける気持ちに嘘なんか無かった」と伝える場面はここ最近の
野村美月作品でも白眉の出来。たとえ結果として裏切ってしまったとはいえ過去の
気持ちに偽りなく、ただ一方的に守るばかりでなかった、時には自分が助けられる
側に回る事もあった百合香と歩んだ時間は決して空しくなど無かったと全身全霊を以て
過去を否定しない想いを詩也にぶつける偲の姿には「人間は変わるかもしれないが
その変化こそが人間の在り方であり、変化を積み重ねていく事こそが人間の
美しさなのだ」というアーカードを屈服させた人間の美が滲み出ていた
そんな裏切りへの後悔に悶え苦しむ偲に対して文化祭公園の最中、百合香が自らの
気持ちを詩也へのキスを通じて示した姿には同性である無念さを「とりかえばや」
という劇のタイトルに重ねて「私が王子様になれたら」と伝えた場面の鮮烈なまでの
切なさと痛ましさが雫に対する「うたかたの恋にも意味はある!一つも嘘なんか無かった!」
と実らぬ恋を重ねる男、宰相中将の役を通じた詩也なりの答えを導き出させるまでの
流れは見事と言う他ない。詩也の答えはうつろいやすく、儚く崩れる、だからこそ、
そんな『今』を本物として生きるからこそ人間は素晴らしいと謳い上げる人間賛歌
であると言えよう
雫と対峙して「詩也くんは絶対に貴女になんか渡さない」と言い切った綾音も
「もっと強くなる」という変化への決意を見せ、詩也に伝えたのだけど、詩也が出した
答えは最後の最後でびっくり仰天。一気に二人の仲が急接近という具合には行かせないあたり、
野村美月の読者を掌の上で転がされっぱなしというか、ただもう、想いのすれ違いって
すごいなあ、と…見事にハメられた側としては苦笑するほかない。これで次巻以降は
甘々で行きますとあとがきで言うのだから読者はまだまだ野村美月の掌で遊ばれそうである
重い話ばかりでなく、ラブコメとしても色々と楽しませてくれるのが野村美月作品の
良い所。今回初めて女の子として男性に想いを寄せた偲先輩の恋は結構ドタバタ
想いを寄せる相手も色々と意外な人物だったが、その鈍感さに振り回されっぱなしの
偲先輩はちょっと見ていて気の毒というか…まあ、頑張ってくれとしか言い様が無いw
欲を言えば、中盤の「偲=吸血鬼」疑惑の辺りが若干入り込み過ぎという印象を受けた
読者をミスリードに導こうとするのは解るけど、若干尺を使いすぎで、誤解を解く場面
でも真相がややチープだった印象(女子生徒の貧血の真相とか、首の傷の正体とかね)
詩也襲撃の真相や高校バスケ界の星・甲斐崎の正体など次巻以降に残した伏線に
繋げる為かもしれないけど、ややストーリーの流れがとっ散らかった感じを残した
そして…何故今回理歌のコスプレ姿のイラストが無かったのだろう…ホワイトタイガー
のコスプレで「ガウウ、ガオオ」とウエイトレスを恥ずかしそうに務める理歌の姿、
是非とも見たかったのは小生だけではあるまい!ここだけは痛恨であった
吸血鬼と百合という異質な存在を一つのテーマに結びつけた野村美月のずば抜けた
構成能力をしっかりと味わえる一冊
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫) 関連情報