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酒井蘭 商品

酒井蘭 金融システム (有斐閣アルマ)

金融システムについてわかりやすく書いてある入門書です。
ただ入門の基本的なことだけすぎて
すこし金融システムについてかじったことのある方でしたら
物足りないのではないでしょうか? 金融システム (有斐閣アルマ) 関連情報

酒井蘭 オリュンポス 上

待望の『オリュンポス』の翻訳が出ました。

『イリアム』のラストの爽快さに感動したものの、舞台設定の謎が多く、またエピソード自体も尻切れとんぼなので、これは続編『オリュンポス』を読まないとフラストレーションが溜まるという気持ちが高まり、中身検索で"Olympos"の冒頭を読んでみたら、比較的とっつきやすそうだったので、マスマーケット版を購入して読んでみたのですが・・・

さすが文学では衒学趣味の権化のシモンズ、第二部の終わったところで挫折してしまったところ、酒井氏の超人的努力で、思ったよりも早く翻訳の登場です。

しかし、シモンズときたら、さらに話の展開を拡げてしまい、上巻収録の第3部冒頭の5章(通しでいうと全体95章のうちの46章まで)を読み終わった段階では、謎は増えるばかり。どうまとめるんでしょうねぇ。

上巻は米語版を読んでいたので一気に読みましたが、あちこちに伏線が張られており、下巻は少し時間をかけて読みたいと思います。

『イリアム』に比べ不要なスプラッター描写が多めなので、☆ひとつ減点としました。 オリュンポス 上 関連情報

酒井蘭 生霊わたり (クロニクル千古の闇 2)

時は6000年前,北極圏のヨーロッパ.熊を退治して山から森に帰ったTorak の所に Wolf も帰ってくる.そこに恐ろしい病気が発生する.Raven Clan のリーダー Fin-Kedinn の意見もあり,Torak は薬を求めて初めての海の旅に出る.例によってFin-Kedinnの姪 Renn がついてくる.Wolf は積極的で,一散に Seal Island を目指す.島での冒険中,海に溺れかけた Torak は奇妙な離魂経験をして,自分が Spirit Walker の才能を持つことを悟る.Renn と Wolf があの病は Torak を捕らえる罠だ,と島に警戒感を持ち,夏至の夜(Midsummer's night)共同で Torak の相手を襲う.Torak も捨身の戦いで相手を倒す.こうして病も収まる.前作は一本道だったが,この作品はプロットが複雑なだけ話も長い.こうして今後の筋が定まる.Soul-eater たちとの戦いで,第3巻でそれが語られる. 生霊わたり (クロニクル千古の闇 2) 関連情報

酒井蘭 「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

『はじめての課長の教科書』、『あたらしい戦略の教科書』の著者が書いた人材育成のための本。新書ではありながら、内容は非常に濃くて、今まで読んだ人材育成に関する本の中でも、最も参考になった。

あとがきに書いてあった、戦略の実行は人事部が責任を持つといった言葉に非常に衝撃を受けた。
どちらかといえば、戦略の立案といった仕事をする部門にいるが、どうしてもその実行の際に、現場と衝突をしてしまう。もちろん、こちら側にも問題はあるのだが、やはり、プロジェクトの実施に当たっては「ヒト」の問題が大きいと感じていた。

この本は、前著『あたらしい戦略の教科書』にもあるように、戦略は立案だけでなくその実行を考えるのが重要であるということを根底において、その戦略を実現するための人材育成はどうあるべきかを、わかりやすく説明してくれる。

構成としては、
第1章 何のために育てるのか(人材育成の目的)
第2章 誰を育てるのか(育成ターゲットの選定)
第3章 いつ育てるのか(タイミングを外さない育成)
第4章 どうやって育てるのか(育成プログラムの設計思想)
第5章 誰が育てるのか(人材育成の責任)
第6章 教育効果をどのように測定するか
第7章 育成プログラムの具体例
となっているが、この構成が非常に分かりやすい。
まさにそのままうちの人材育成のテキストに使いたいぐらいで、不景気を理由に研修プログラムを減らし、OJTが一番と現場に人材育成を押し付ける、うちの人事部に読ませたい。

ただ、この本は人事部が読むだけでなく、その育成の対象である自分自身が読むにも適している。会社はどのような人材を欲しているのかが、よくわかる。それが分かれば、その他の人と差別化できよう。
そういう意味では、若い人こそ読むべきかもしれない。
「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書) 関連情報

酒井蘭 新明解国語辞典 第6版 小型版

 旧版では、「恋愛」「実社会」等々、国語辞典としては主観的かつ個性的な語釈が注目されているが、かなりよくできていて、使いやすい国語辞典である。
 ・語源についての記述が豊富。
 ・説明が丁寧。
 ・漢字表記に関して、当て字、正字などの記述が豊富。
 ・「岩波国語辞典」などに比べて、多岐にわたる分野の言葉を網羅している。
 ・2色刷りと字体により、読みやすさをかもし出している。
 ・紙質、表紙が柔らかくて、手によくなじむ。
「引く」以外に、読んでいるとずいぶんためになり、言葉についての知識が豊富になる。ただ、「かぞえ方」欄は、もう少し特殊なものだけに絞ったほうがよいと思う。 新明解国語辞典 第6版 小型版 関連情報





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