表題作は妻子持ちの堅物課長・山口が若い愛人・阿部に振り回される物語。不誠実な態度の阿部と諦めながら付き合っていたのが、阿部の意外な真意を知って……。その続編が山口の家庭の問題と絡んで進行していくという現実であればシビアな展開になっています（シビアなのは登場人物の心情だけで社会的にどうとかいう話ではないですけど）。
他の収録作は、『オレがいるから』（前後編）と『夢の果て』。
『オレがいるから』は遊び人高校生・八木が真面目なクラスメート・狩野が襲われている現場に居合わせてしまい、それから狩野のことが気になりだす話。助けた（？）自分を避けたり、強姦魔に対して警戒心が薄かったりする苅野に八木はイライラが募る。
『夢の果て』は男娼・ジョンのはかない夢が描かれています。
西田作品では、言葉が足りず気持ちがすれ違っている二人が軌道修正される、そのきっかけとなるのは例えば眼差し一つだったりする。それが凄くいいんです。半眼な表情が、「目で語る」を余すところなく表現してくれています。切羽詰って心情を吐露してしまう、というシーンも多々あるのですが、読み返してみると相手に面と向かって「愛してる」とか言っている箇所ないですよ。ワンシーンだけ「好き」という言葉が入ってましたけど。大盤振る舞いしてその言葉の意味を安っぽくしてません。
この人は絵が下手とか上手いとか言う前に雑なんですが、それが許せる方は一度トライしてみてはいかがでしょうか。表紙で怯んでいては損しますよ、多分。皆それぞれ純情な大人のラブストーリーかな。
見つめていたい 関連情報
表題作は妻子持ちの堅物課長・山口が若い愛人・阿部に振り回される物語。不誠実な態度の阿部と諦めながら付き合っていたのが、阿部の意外な真意を知って……。その続編が山口の家庭の問題と絡んで進行していくという現実であればシビアな展開になっています（シビアなのは登場人物の心情だけで社会的にどうとかいう話ではないですけど）。
他の収録作は、『オレがいるから』（前後編）と『夢の果て』。
『オレがいるから』は遊び人高校生・八木が真面目なクラスメート・狩野が襲われている現場に居合わせてしまい、それから狩野のことが気になりだす話。助けた（？）自分を避けたり、強姦魔に対して警戒心が薄かったりする苅野に八木はイライラが募る。
『夢の果て』は男娼・ジョンのはかない夢が描かれています。
西田作品では、言葉が足りず気持ちがすれ違っている二人が軌道修正される、そのきっかけとなるのは例えば眼差し一つだったりする。それが凄くいいんです。半眼な表情が、「目で語る」を余すところなく表現してくれています。切羽詰って心情を吐露してしまう、というシーンも多々あるのですが、読み返してみると相手に面と向かって「愛してる」とか言っている箇所ないですよ。ワンシーンだけ「好き」という言葉が入ってましたけど。大盤振る舞いしてその言葉の意味を安っぽくしてません。
この人は絵が下手とか上手いとか言う前に雑なんですが、それが許せる方は一度トライしてみてはいかがでしょうか。表紙で怯んでいては損しますよ、多分。皆それぞれ純情な大人のラブストーリーかな。
見つめていたい (花音コミックス) 関連情報
The Very Best of Sting & The Police
スティングは、ポリス時代とその後のソロ活動との音楽性が発展的に変化しています。
そういう彼をなぞるなら、このアルバムでもいいんじゃないのかな？
でも、ポリスにいたスティングが好きな人には物足りないでしょうねえ。
ソロの彼をもっと知りたい人は、これと他も買わないと欲求不満になるかもしれない。だから星４つ。
おいしいとこだけつまみたい人にはいいのかな。
おすすめは、つきなみだけど
「Ｅnglishman in Ｎewyork」
「Ｅvery braeth you take(邦題：「見つめていたい）」
「Ｉf you need somebody set them free」
です。スティングにしか出せない世界観が広がりますよ。
The Very Best of Sting & The Police 関連情報
2007年、THE POLICEのベスト盤です。
2007年、デビュー30周年を記念して発売されたもので、バンドはワールドツアーを行いました。
今までTHE POLICEのベスト盤は、1枚ものばかりだったのですが、今回は2枚組なので、たっぷりと楽しめます。
選曲は、
1-1が、インディーズからリリースされたデビューシングル、
1-2〜7が、1st「Outlandos d'Amour」(1978)から、
1-8〜11が、2nd「Regatta de Blanc」(1978)から、
1-12 & 2-1,2が、3rd「Zenyatta Mondatta」(1980)から、
2-3〜6が、4th「Ghost in the Machine」(1981)から、
2-7〜14が、5ht「Synchronicity」(1983)から、
となっており、ヒット曲 & アルバム中のいい曲を、年代順に楽しめるようになっています。
（1-1以外は、2003年リマスター音源です）
1-1は、普通のファンや後追い組には、珍しいものだと思います。
活きのいいパンクチューンで、Gは、Henry Padovaniという人です。（Andy Summersは、まだ加入していません）
「THE POLICE初心者」「THE POLICEを1タイトルで押さえたい人」には、最適です。
また、リアルタイム or 後追い組問わず、「THE POLICEにはまったことがある人」には、
その当時にフラッシュバックさせてくれる、とても懐かしいベスト盤です。
グレイテスト・ヒッツ 関連情報
シンプルにすることを突き詰めることがポリスの素晴らしいところだと思います。「キャント・スタンド・ルージング・ユー」などけちのつけようがありません。
彼らの現役時代は知りません。しかし今も、この作品を聞きながら書いていますが、これは凄いバンドがいたのだなと素直に脱帽です。 ポリス・ザ・シングルス～見つめていたい[+2] 関連情報
