リマスターは聴いてなくて、オリジナルについて。僕はこの前作からメガデスを聴いて、その直後に出たばかりの本作を買って、大いに失望したのを覚えている。それは、曲ではなく、「サウンドプロダクション」。前作も本作も、1曲目のリズムパターン、ドラムが作品の幕開けを告げるのだが、そのドラムサウンドが、前作よりはるかに劣化して、しょぼくて迫力がなくてがっくりきたのだ。だが、それでも何度も聴いて、「曲は良い!」。「Trust 」から続く冒頭のドラマティックな流れから、パンキッシュな「The Disintegrators 」でをかまし、中間にはシニカルでキャッチーな「A Secret Place」を配置、終盤は、超名曲「She-Wolf」からの勢いのある3連打で締める。地味な曲もちらほらあるが、メリハリのある構成で一気に聴かせる。そして、「音が良くない」と言ったが、冷静に聴くと、前二作が良すぎるだけで、それ以前のメガデスと比べたら遜色ないか、むしろ良いくらいだ。しかし、それでもやはり、メガデスにとっての最良のプロデューサーは、前二作を手がけたマックス・ノーマンだと信じている。近年のメガデスを手掛けるアンディ・スニープは、楽器陣を轟音かつクリアに録ることは上手いが、独特のかすれ声で芯のない(その分色気はある)ムステインの独特な歌を聴きとりづらくしている。対して本作とこの次作を手がけた、ポップ畑のプロデューサー(ダン・ハフだっけ?)は、逆に、歌やキーボード類を上手く録れているが、リフ、リズム体、楽器陣に全く迫力がない。なかなか上手くいかないものだ。 クリプティック・ライティングス 関連情報
映画のサントラやシングルのB面に収められた曲を集めた企画盤。
1はアルバム"YOUTHANASIA"に収録されたものと変わらない。2〜4のデモ・ヴァージョンとSEX PISTOLSのカヴァー12が未発表音源で、他はシングルや映画のサントラに収録された既発曲である。日本盤ボーナストラックと重複した曲も結構多いので、日本のファンにとってはありがたみは少ないかもしれない。
デモ・ヴァージョンは熱心なファンに向けた資料みたいなもんだけど、MEGADETHは未発表曲にも結構カッコ良い曲があるからね。3曲収められたカヴァー曲も幅広い選曲で、バンドの根っこの部分の間口の広さが窺える。
私自身は9が好きで、その音源が欲しくて買ったんだけどね…。実は一度9だけMDに落としてから中古で売り払った事がある。結局また買い直したけど(苦笑)。
そう言う事があって以来、どんなに酷いと感じた作品でも売ったり捨てるのを止めた。人間の感性って変わるし、資料として「そういや、あれってどんな曲だったっけ?」「あいつはあの頃、どんなプレイしてたんだ?」なんて引っ張り出したくなる事があるんだよね。
Hidden Treasures 関連情報
「RISK」までのメガデスの集大成とも言えるベスト盤。各アルバムから時代を遡る感じで代表曲が収録されている。こうして聴いてみるとあらためて彼らの”曲の良さ”が感じられる。新曲の2曲も素晴らしい出来だし、過去の曲もリマスターされているので、入門者用としてもすでにファンの人にもおすすめできるアルバムです。興味をもったらぜひオリジナル・アルバムも聴いていただきたいものです。メガデスは素晴らしいサウンドを創造してきたのですから。。。
個人的には、「何であの曲が入ってないんだ~」って思うところもありますが。。。 キャピトル・パニッシュメント:ザ・メガデス・イヤーズ 関連情報
買うべし!この頃のリマスターはあまり期待してなかったのだが、悩んだあげく購入。 オリジナルより音域が広いです。聴き比べてみると全然違う。 イヤホン使えば尚更です。 買って良かったと思えます。 Cryptic Writings 関連情報
「月刊F・S・B創刊号~愛されたい!カメレオン~」というタイトルは後づけであり、
CDケースには「CHAMELEON」としか書かれていない。こちらが元のタイトルだと思われる。
さて内容は洋楽カバーとF・S・Bのこれまでの曲のセルフカバーである。
ボリュームに物足りなさはあるかもしれないが、良質の作品集だと思われる。
冬樹ボーカルの『My Sharona』に注目である。
月刊F・S・B創刊号~愛されたい!カメレオン~ 関連情報