大塚道子 商品

大塚道子 喪服の訪問者 DVD BOX

最初は高いかな、と思いましたが、値段の価値は十分あったかな、と。 喪服の訪問者 DVD BOX 関連情報

大塚道子 若者たち [DVD]

60年代の若者たちの熱い生き方は絶対窮乏化社会の壁との戦いから生まれてくるのか。クールに醒めきった現代では到底再現不可能なり。

この時代の映画によく登場する日共が始動翼賛した「歌声運動」というものは、あれはいったいどういう代物だったのだろう。都会にはうたごえ喫茶という場もあって、なにか希望とか未来とか平和についてのバイアスのない直截的な希求を激しく歌いあげる光景に大いなる違和感を懐いたが、それと通底するような気色悪いものが三波春夫の「東京五輪音頭」や「大坂万博音頭」この節の震災音頭「花は咲く」にも感じられる。あれって感情の大政翼賛歌だと思う。 若者たち [DVD] 関連情報

大塚道子 悪霊島 [DVD]

おどろおどろしい血縁のカミングアウトが希薄等、横溝さんの作家エネルギーはトーンダウン。隅々の脇役まで事件が連鎖せず、浮いた存在になってしまう―吉太郎、多年子、守衛の二人の愛人、片帆の恋人。
トラウマにならず、あっさり金田一をご覧になりたい方には最適です。
近年、横溝映画を一気に鑑賞した、私・・・。鑑賞中、一時停止しては系図を書き、一緒に謎解きをしていました。
この映画の核は、刑部大善(佐分利信)の自死から始まるドラマの全てを散りばめたエンディング。金田一(鹿賀丈史)「あの闇の一瞬から巴御寮人は消えた・・・永遠に消えた。吉太郎(石橋蓮司)の言葉『現代人の失っているもの。それは静かで激しい拒絶』・・・」の語りから、重厚な家屋にあどけない女中とめ(根岸季衣)が長靴を振り回す可憐さ〜写真に映る巴御寮人(岩下志麻)と島の絶景を背景にした刑部片帆(岸本加世子)の美しさ〜野望を失った越智竜平(伊丹十三)〜磯川警部(室田日出男)・三津木五郎(古尾谷雅人)が乗るパトカー越しに過ぎ去る金田一と聞こえるはずのない『きんだいちさん』・・・。この叫びは五郎の「血生臭い風が吹き荒れた。僕も深い心の傷を負った。でも金田一さん、あの島での日々はやはり僕にとって二度と戻って来ないめくるめく無限の旅・・・」青春の終焉であり、例の唄と共に流れる。あぁ確かにこの歌のボーカルが替わったら、ショック。初めての『悪霊島』鑑賞がこのDVDだった私には違和感なかった、素晴らしいラストなので・・・。長身で細身の金田一さんの後ろ姿、あっさり爽やかで素晴らしかったですよ、監督(篠田正浩)さん【完】 悪霊島 [DVD] 関連情報




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