ガンマイク用 ウインドジャマー & ウィンドスクリーン セット 23cm (ロング・23cm)
自分持ちのマイク形状に合わせて少々カットし又縫製を解いて使用可能。カット部分が裂けないか心配だが今のところ問題無し。 ガンマイク用 ウインドジャマー & ウィンドスクリーン セット 23cm (ロング・23cm) 関連情報
スマホに付けましたが、スピーカーとイヤホン部分が同時に使えていない感じです。話をしているときは、向こう側の音声は聞こえない。といった感じ。見た目は非常にインパクトが強く、カッコイイです。 iPhone用 外付け 受話器 (イエロー) 関連情報
工藤静香の声は春にあれば寒中に柔らかさを乗せる風であり、秋にあれば薄暮に愁いを醸す空のような切ない声であり、透明感と影をその中に湛えた特徴があると思える。それは、才能と自身の生き方をそのまま滲ませた儚く淡い色調なのだ。そして昭和のうたはそれを必要とする。
「元気を〜」では彼女のこえにある影が独特の落ち着きを出し、ソフトな歌い方により詩の素朴さが浮たつ(少し声が震える)。「恋人よ」での“そばにいてよ”の情感を残したままの跳躍は綺麗だ。さすがみゆき楽曲を歌いあげてきた実績からか、中低音を無理なく駆使し詩の風景の厳しさを描く。似合いすぎる「カサブランカ〜」では男のニヒルさも描ききれるのが彼女の器量だろう。一方で次の「かもめは〜」では哀しくもきれいな女心で落とす。凄い幅広さだ。再び激しい「氷の世界」は性別を超え、切るような強い声と散ってゆく儚さを魅せてくれる。
「黒の舟歌」は昭和の空の重さを感じさせる。だが彼女の声はそれをいやらしく鳴らさず、ララバイのように遠い日の懐かしささえ帯びさせた。「なんとなく〜」は逆にちょっぴり伝わるさりげなさが題名通り気持ちいい。「コーヒー〜」も“ウキウキ”と歌う際の音の切り方など上手い。
「アカシア〜」は前奏ピアノの美しい潤いに乗って“アカシアの雨にうたれてこのまま死んでしまいたい”と凝縮された出だしやこころが散ってゆくような儚いメロの音型、全て工藤の歌声にはまっている。「カスバの女」は最も昭和ナツメロ感を強調したアレンジだが、このレトロ感が素晴らしい。彼女のうたへの愛し方が伝わる。「黒百合の歌」はなんといっても「a」母音のみで主題の墜落感を表現できる歌心だ。描きたいイメージがしっかり伝わってくる。「テネシー〜」の裏声にみる儚さもそうだろう。「星の流れに」“こんな女に誰がした”と歌える女声歌手は貴重でずっと聴いていたいと思える。
昭和の階段(1) 関連情報