邦題も原題も「ピーターパンの公式」です。
でも映画の内容は,この題名からは想像もできないようなR−18指定(全体的な雰囲気なのか,少年の強盗場面なのか,どの部分がそれに該当するのかは疑問。)の作品です。
この作品のタイトルが意味するところは,ピーターパンはその名の通り,大人に成りきれない,または過渡期にある少年で,公式というのは,誰もが一時期体験するような思春期特有の心模様みたいなものだと思います。
甘酸っぱい爽やかな公式を体験する人もあれば,本作の登場人物ハンス(オン・ジュワン)のように重く苦しく殺伐とした体験をする人など,体験の中身は人それぞれに異なると思います。
私の場合は,こんな複雑な10代を過ごさなかったので少々難しくて重い作品に感じました。
監督のチョ・チャンホさんは本作が劇場長編のデビュー作だそうですが,韓国シネマ界は新鋭が次々と現れて活気を感じますね。
そして特筆すべきは,ハンスの母役のソン・ヒスンさんです。
セリフは一切なく,自殺を図って入院している患者という役柄で,ハンスに体を拭いてもらうために全裸になるシーンがあります。これぞ“女優魂”といえるでしょうね。
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