これまでも個性的な作品を描かれてきた作家さんで、今回も科学と迷信が入り乱れる明治時代という舞台が素晴らしく作風とマッチしていました。
科学を信じる哲学者と妖怪を信じる学生の色んな趣向が正反対の凸凹コンビが主人公です。
ケンカばかりしていますが、本当はお互いを信頼し合っている二人のエピソードも面白かった。
まだまだ背景に大きな話(伏線?)が隠れているようなので続刊を楽しみにしています。
作画も相変わらず緻密で丁寧だし、人物の表情も艶っぽさがあって見入りました。
個人的にはこれまでの作品みたいにお色気シーンがもっとあった方が良いかな。
妖怪博士の明治怪奇教授録 1 (ヤングジャンプコミックス) 関連情報
読むのが苦手な自分にもとても読みやすく、すいすい読めました。
今後の日本の電力供給をどのようにしていくか、政治家や専門家に任せるだけでなく、自分も
考え、自分なりの意見を持ちたいと思っていました。自分自身で考えるためにはある程度の知識が必要ですが、
自分で考えるのに必要な知識をこの本1冊で簡単に得ることができました。
電力危機 関連情報
ガラスめだまときんのつののヤギ―ベラルーシ民話 (日本傑作絵本シリーズ)
月刊誌こどものとも346号のハード化。
’がらがらどん’を思わせる、どうもうなヤギに大事な麦畑を占拠され、おばあさんはしょんぼり。
そこで森の動物たちが、かたきを討ちに行くのですが、
クマも、オオカミも、キツネも、ウサギもヤギに畑から追い返されてしまいます。
最後に出てきたちっちゃい物が、ついにヤギを追い払います。
珍しくスズキコージさん、コラージュでの技法です。ヤギには英字新聞のような模様が。
イギリス民話の’5ひきのヤギ’とも似たお話。日本の’さるかに’のようでもありますね。
スズキコージさんなら「きゅうりさんあぶないよ」もオススメ。
ガラスめだまときんのつののヤギ―ベラルーシ民話 (日本傑作絵本シリーズ) 関連情報
Kanabalism―田中加奈子短編集 (ジャンプコミックス)
週刊少年ジャンプで「三獣士」を連載していた田中加奈子さんの短編集。
絵が独特で、好き嫌いがあると思いますが、すごく上手いです。
ストーリーも面白い。
私のおすすめは「コタンコロカムイ」。
ヂンベエがかっこいい!
ぜひ読んで欲しいです。
Kanabalism―田中加奈子短編集 (ジャンプコミックス) 関連情報
このマンガが切られて二巻で終わってしまったことが残念です。作者、二巻後の展開もいろいろ考えてたらしいのに本当勿体無い。本当に。この作品、15巻くらいの長さくらいのやつだと思うんですが、もし最後まで完全に描かれてたら売上云々以前に名作になってたろうと思います。今度、作者にお便りかこうかな。10年以上前の作品ですが、その頃自分まだジャンプよんでなくて、単行本でこの作品知りました。
続きが読みたくて未練がましいです。
三獣士 1 (ジャンプコミックス) 関連情報