フレデリック・ボワレ 商品

フレデリック・ボワレ まり子パラード (Ohta comics)

フランス人と日本人漫画家の共作。こんなコラボレーションの形みたことがないです。
ストーリーはフランス人漫画家とその作品のモデルの日本人の女の子との恋の遍歴。二人の江ノ島の取材旅行を通して、過去の回想が淡いグレートーンで紡がれていく・・

ひとつひとつのエピソードが物語内物語といったかたちで展開され、最後には大きくて深いセンチメントの波に揺さぶられる感覚。深くせつない、そしてあたたかい感傷。

ささいな出来事も生き生きとしたセリフを通して描かれていてすごくリアルなんだけれど、同時にフランス人漫画家の心象が静かに、ひしひしと表されている。読んでてここまで深く心理をつく描写に、驚いて、興奮するぐらいです。

ストーリーのなかの紫陽花にまつわる花言葉の妙と、"好き”という言葉のロジックは最高!こんなぐっとくるドラマティックな漫画に最近出会っていませんでした。そういえば文学的な香りを匂わせます。
二人の作家の画力やストーリーのクオリティの高さにも惚れ惚れしました。読んでまた読み返して味わえる傑作です。 まり子パラード (Ohta comics) 関連情報

フレデリック・ボワレ 大発作

フランス・バンドデシネの旗手が世に放つ、ほぼ自伝史。
家族の苦悩・自身の内面が明ら様で、読み切るのにはかなりのエネルギーが必要。
ある日兄を晴天の霹靂のごとく不意に襲ったてんかん発作は、他者の好奇の目に晒される珍しき不幸として扱われつつも、幼少時から成人・中年期に至るまで抜き差しならず続く、家族に対する愛憎という人間の普遍を語る一役者とみなされる。
自身の力に対する過信(幼少時)・無力さの自覚(青年期)を経て、唯一無二の兄への存在肯定=自分自身の肯定(成熟)へと至るこの作品は、読後、吹きすさぶ嵐とその後の好天を思わせます。 大発作 関連情報

フレデリック・ボワレ アディダス マンガフィーバー

adidasから発行されるサッカーマンガのアンソロジー。井上雄彦、大友克洋などのメジャー作家の作品が読めるぞ。ワールドカップは「MANGA FEVER」 と共に! アディダス マンガフィーバー 関連情報

フレデリック・ボワレ トゥー・エスプレッソ

 本屋のPOPが気になり購入。
 表紙の二人の男と後姿の女給さん,でも女給さんは本編には出てきません.

 さて.本編ですが,"行きずりの女性をみつけにきた漫画描きのフランス男の話" で
すべて説明できています.

 最初はアメコミっぽいコマ割りの仕方と吹出しの書き方に違和感がありましたが,
詠み進めると気にならなくなってきました.
 少数ですが日本の大半の漫画と,この点では違う書き方をする作者がいますが,
この変は細かいところでしょうか.

 最後のオチではちょっと安心しましたがなぜでしょうか. トゥー・エスプレッソ 関連情報

フレデリック・ボワレ ゆき子のホウレン草 (Ohta comics)

ヌーベル漫画に魅かれてさっそく購入ました。作者のフィルターを通してありきたりな日常も、少し不思議な感じに変わります。女の人の描き方が上手で、手に取るようにイキイキとこちら側に伝わります。これって漫画だったんだよね、と漫画離れしていただけにちょっとした衝撃です。 ゆき子のホウレン草 (Ohta comics) 関連情報

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