ミニマルで暗く美しい、線香花火のような音像が楽しめます。
手放しで褒められるものなのかどうか、私の理解を超えるためわかりかねますが、静かで不思議な45分間を過ごすことができるでしょう。
秋の夜長になら、夜寝る前に聞く音楽としても活用できるかもしれません。
なかなか興味深い一枚。
From the 21st 関連情報
ジェフミルズをはじめて聞いたのがこのベスト盤だった。
ひたすらに美しい音響空間…深夜のドライブの友です。
どの曲(トラックといったほうがしっくりくる?!)も美しいが深海に潜行していくようなトラック2の美しさは衝撃的。
シンプルなリズムのループは少しづつズレていき機械的に聞こえたリズムはDMAの螺旋のように(まるで鼓動のような)生命感のあるグルーブを生まれ変わっていく…。
基本的にはジェフミルズの世界観はこのディスクで完成していると思います。まさに究極の生命の音響。
その後もミルズはこの世界観を多様な方法で魅せ続けてくれています。
(こんな美しいミルズの世界はミックスされることで劇的な変化をみせる。ソコもまた凄い…)
ジ・アザー・デイ 関連情報
エキシビジョニスト-ア・ジェフ・ミルズ・ミックス [DVD]
DJミックスだけで四つも収録。 各45分前後。 これだけでも全部で180分以上!!
これにミルズもインタビュー(35分)とかメイキング(これはオマケ)とかつく
お買い得すぎるだろッ!!。
もし、ミルズが好きなら…どんな無理をしてでも手に入れるべき。
リビングをフロアに出来る。
ガンガンいけるし、心を落ち着けることも出来る。
そして、マルチアングル。 ミルズのプレイをがっちりと観ることができる。
凄い超絶テクだ。 神業をなんの飾りも無くばっちり収めてある。 ガン見してしまった…。
どっかのライナーにミルズのプレイを‘外科手術をする名医のように精密で冷静な作業’といった感じで書いていたが…ホントだ!
以下ジャケットより転記
『略〜三台のターンテーブルを自由自在に使いこなし、パワフルかつ高度なテクニックを駆使したJEFF MILLSのDJミックスをこれまで似なかったマルチアングルで映し出す。(中略)〜DJテクニックの教則映像としても有効である。』
教則って… あんな神業マネできんの?
エキシビジョニスト-ア・ジェフ・ミルズ・ミックス [DVD] 関連情報
「Strings of Life」をストリングス無しでピアノでカバー!ってのがキワモノみたいな印象を与えるかもしれないけど、
このルクセンブルク生まれの秀才ピアニストは、演奏力はもちろん、作曲力もかなり優れていると思う。
基本ダイナミックなピアノの演奏に少々エレクトロニカをまぶした作風。
オリジナル楽曲をテクノの感性で弾き、Jeff Millsや「Strings of Life」のカバーではクラシカルな発想で演奏する。
Autechreのカバーもあるけど、そちらはアンビエント風。
いずれにしても、テクノ耳でも聴けるクラシックとして充分楽しめると思う。
怖い顔のジャケットが印象的な日本盤は、「Strings of Life」と「The Melody」のリミックス&ライブバージョンを収めたボーナスCD付き。
Appratなどのリミキサーが参加したトラックには発見も驚きもないが、やはりCarl Craigのリミックスはずば抜けてカッコいい。
ライブバージョンも緊張感に包まれていて音がソリッド。どたどた言ってるスタジオ録音と聞き比べるなら断然こちらのほうがいい。
ノット・フォー・ピアノ 関連情報