■読み始めたきっかけ
「ワイルドソウル」が面白かったので、2冊目として「ヒートアイ
ランド」をチョイス。巻末の大沢在昌の解説の中で、彼も同じ順番
で読んだようだ。
基本的にはハードボイルド。用意周到で頭が良く、体を鍛えている、
車(日本車)、カネが絡んだストーリー。男性読者が多いと想像される。
義理人情も重要なキーワード。しばらくは、他の著作も続けて読みたい
と久々に思った。
■心に残る言葉
著者は、日本車が好きと思われる。特に90年代の車種が好きなのでは
ないか。「ワイルドソウル」では、フルチューンをしたRX-7。イメージ
的には、BMWとか外車だろっと思っていたところに、意外な設定。
今回は、インプレッサとユーノス500!特にユーノスは最近の若い
人は知らないだろう。同車はハイレフコート技術と呼ばれる塗装がいい。
ダークグリーン、ダークレッド系のカラーは欧州車の香りがする。当時
のマツダはランティス、コスモを含めスタイリングやインテリアがいい
車が多い。私も含め30歳代の90年代の日本車好きには、たまらない設定。
解説の大沢在昌で「修羅場が男を磨く」という信念を著者は持ってい
ると書いている。確かに「ワイルドソウル」も含めて、それぞれの登場
人物がそれぞれの背景で修羅場をくぐり抜けている。それが、垣根涼介の
魅力であると思う。
自分には縁遠い世界だが、かっこいい、そうありたいとあこがれる世界
があると思った。また他の著作も読んでみたい。2作読んで大体の展開や
キャラが読めるようになったが、その分、安心して読める気楽さがある。
■どんな人にお勧めか
90年代の日本車好きの人
早朝ジョギングなどで、体を鍛えたい人
家をシンプル、清潔にしたいと思う人
用意周到な人間を尊敬する人
ヒートアイランド (文春文庫) 関連情報
アキ、薫、桃井、柿沢に、中西慎一が出てくるって、
ファンにはたまらない作品。
あまり細かい事は考えずに、
垣根さんからファンへのプレゼントとして読むと良いと思います。
ボーダー ヒート アイランドIV (文春文庫) 関連情報
おわんの話は「モンティ・ホール問題」として知られている。
おわんのところは、いいのだが。
光秀の道の選択の確率論は、この作品は間違っているのでは。
つまり。
1. 光秀は城攻めで4つの道のどれかを選択しないといけない。
2. そのうちのひとつの道は敵の兵がいないので、選べば正解。
3. 光秀はAという道を選ぶことに決める。
4. 調べた結果、C,Dという二つの道には敵の兵がいた。
5. 残りA,B、どちらにするべきか。
6. そのままか、変えるべきか。
ここでこの小説は、おわんの石当てと同じ原理であるとして、Aのままだと25%だとしていた。
しかし、この2つの話は、同じとはいえない。
おわんの方は、からの二つは、親が、意図的に見せたもの。
光秀のほうは、C、D、に敵の兵がいるのは、敵方大将がわざと教えてくれたのが、たまたま分かったのかが不明。
わざと教えたのであれば、おわんと同じにはなる。
でもその場合、敵方大将は、兵の配分をしたあとに、光秀がAを通ることを知らなければならない。しかし、光秀はAの選択を明かしていないので、それはできないはずである。
兵の配分の前から、光秀がAの選択をすると敵方が予想して対策を講じたのであれば、ABCDの4つは同条件とは言えず、まったく別の話となる。
よって、光秀の方は「モンティ・ホール問題」の条件は満たさず、A,Bどちらを選んでも50%ではないのか。
というわけでこの小説でのモンティ・ホール問題の扱いはちょっと無理があると思った。
光秀の定理 (単行本) 関連情報
ブラジル移民の1世は、大変な苦労をされたんですね。
過去のと言っても、私(50代)の祖父の世代の方々なんですよね。
昔の人は偉いと思った。
ゆりかごで眠れ〈上〉 (中公文庫) 関連情報
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息子にプレゼントしましたが・・一向に使ってくれません
ドライバーと一緒にプレゼントすればよかったです
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