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文庫 溺れるほど花をあげる

言わずと知れた、森川さんの「初演出」作品!
原作は読んでいないので、どの程度脚色されているかは分からないのですが、
中身はというと、ファンタジーな官能小説!
とはいえ、話の大筋はオーソドックスな「おとぎばなし」です。
…購入前にチェックしていた内容と、実際に聴いての印象はちょっと違いました。
(もっと背徳感のある内容かと思っていたのです)

両親を幼くして亡くし、後見人に苦しめられ不遇な日々を送る、清らかな心を持った美貌の伯爵令嬢イレーネ。
実は彼女には思い人がいて、それが将来の教皇と目される枢機卿サヴァリオ。
一方、聖職者には一生結婚せず、姦淫せずという戒律があり、彼女の思いは秘められたままに終わるかに思われました。
ある日、後見人である叔父イゴールがサヴァリオ暗殺未遂で捕えられ、唯一の肉親であるイレーネまで囚われ人になってしまいます。
イゴールは逃亡してしまいますが、残されたイレーネを尋問するのがサヴァリオで…、とここから実はプロローグの冒頭のシーンにつながるのです。
こうした前振りもなくいきなりタイトルコールの次に過激なシーンが始まり、…最初びっくりしました!
マジで腰が抜けました!!

悪い奴らからイレーネを救い出し、互いの初恋を成就させる…もう、理想的な少女趣味のあらすじが、なぜ官能小説になってしまうの!?
もしかしたらこれが女性の好きな「ポルノ」!?
架空の国での物語、つまり「ファンタジー」だから許される?、と思いました。
そうはいっても、ブックレットの表紙にもなっているジャケットの表側はともかくとして裏側、そしてブックレットの中のイラストの過激さに目が点。
…これって本当に女性向け!?(笑)

聴いてみての感想は、井口さんのあまりのかわいらしい声に絶句。
女性以上に女性らしい女性です!
男性の井口さんが女性役を演じているというところに虚構の大前提があるので、いくら男女の性愛を扱っていても、それがどんなにリアルでも、ファンタジーでしかありえないという安心感があります。
…こうした設定はBLが苦手な私にはありがたかったです。
森川さんの声の絡み方、「いやらしさ」はもう何も言うことはありません。
(あ、聖職者としての毅然としたシーンの声も素敵ですよ〜!)
演出家として全体をまとめつつも、出演者としてもほとんど出ずっぱり…本当にお疲れ様でした!!
ナレーションの石井さんも、難解な熟語(それがどこを指すのか、未だに分からない部位があります)や時折はさまれる擬音語を淡々と語り、プロフェッショナルの凄さを見せつけてくれました。
そのほかいろいろ…、またしても「声優さんって凄い!!」と感心させられてしまいました。 溺れるほど花をあげる 関連情報

文庫 Fifty Shades of Grey. by E.L. James

Twilightの大ファンなので、作者がTwilightのファンブックとして書いたというレビューを読んで購入しました。

普通の女子大生アナスタシアと会社経営者のクリスチャンのラブストーリー。

確かに外見的な点(アナ=ベラ、クリスチャン=エドワード)や主人公が本が好きで少しドジっ娘なところ、彼が大きな秘密を抱えている点などは似ていますが、ファンタジー的な要素は一切なく、むしろ彼が吸血鬼だった方がよかったんじゃ・・・と思ってしまいましたが、俺様で複雑なクリスチャンもなかなか魅力的です。

はたしてアナは彼の秘密を受け入れていけるのか?なぜ彼はそうなったのか?その後はどうなるのか?続きが気になって残り2部作をすぐ購入してしまいました。

確かに過激な性描写多いですが、TwilightがYoung Adult向けでそういった描写が皆無だったので、これはこれでいいかなと。

アメリカのAmazonでランキング1位なのも納得です。 Fifty Shades of Grey. by E.L. James 関連情報

文庫 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

これまで百田氏の他の著書を読み、粗削りな面有れど、世の注目に値する筆力を持つと感じ、期待を持ってこの上下巻を手にした。
決して悪くは無い。
他の著書と同じく著者は課題の為に真摯に取材・情報収集を行ったのが伝わって来る。
この本の主人公のモデルである出光興産の創業者、出光佐三氏は傑物であったし、石油業界のみならず、国家に対しても大きな貢献が有った事は紛れもない事実である。

ただ、ある程度以上の世代の人間から見ると、最近まで存命であった人物をあくまでも英雄化する描写が徹頭徹尾続いてしまうと、やや平坦な印象は禁じ得ず、敢えて悪い言葉で言うなら、「御用社史」の様に感じてしまう面も有る。
どんな傑物の人生・人格にも、光が有れば影が有るのが普通で、この著書においては光の面ばかりが強調され描写されるている感は禁じ得ない。

また、幾人かの他のレビュアーの方々が指摘されている通り、この上下巻の長さが、その平坦な印象を強くしているのも事実であるように思う。
もし内容を厳しく取捨選択したら、1冊に収まり、更に良い物になったのではないだろうか。

この著はある意味、記録書の様であり、それが強みであると共に当方にとっては残念な面でもあった。
一人の傑物の様々な功績、そしてその功績達が生まれた背景を詳しく知るには秀逸な著書であるが、「永遠の0」の様に、理屈では無い感情の塊が押し寄せてくる事も無い。

ともあれ、著者の次作にもう一度期待したい。 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫) 関連情報

文庫 空母戦記2 文庫版 DL [ダウンロード]

まだまだ、使いこなしてはいないですが、面白いゲームです。この様なゲームを今後も購入したいと思ってます。 空母戦記2 文庫版 DL [ダウンロード] 関連情報

文庫 BDラック(BOOK&DVD) ビーチ 81396 <33231>

ゲーマーの僕としては、ちょうど良い大きさで大収納
部屋にピッタシなので、もう一つ買う予定です。
WiiやPS2のソフトも入りますし、もしかしたら大量に買い入れて書斎の壁一面に並べようと・・・まだ、考え中ですが。 BDラック(BOOK&DVD) ビーチ 81396 <33231> 関連情報

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