やっぱり藤田先生の漫画は面白い。
うしおととらが大好きだから最初のうちは、いまいちだなと思っていましたがやっぱり後半になるにつれ盛り上がってきました。
次が早く読みたいです。
月光条例 27 (少年サンデーコミックス) 関連情報
だいすきです。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 月光条例 23 (少年サンデーコミックス) 関連情報
期待以上に激アツの展開でした。次巻で終わってしまうのがとても残念です。 月光条例 28 (少年サンデーコミックス) 関連情報
ようやく終わった。
先生のマンガらしいハッピーエンドだ。
でも、なんか釈然としない。
なんでだろ。
急ぎ足に感じたからか?
ラストの仕掛けに拘りすぎて、シンプルに「ああ、よかった」ってなれなかったからか?
うーん。
ひょっとしたら、あの展開だとハッチャンの旦那(宰相)が、気の毒に感じたからかもしれない。
月光条例 29 (少年サンデーコミックス) 関連情報
藤田氏は、自分の生んだキャラクターをとても愛していることはご存知のとおり。
作者の立場として最も怖いのは、自己が生み出した物語が消滅し、
読み手の心から消え去り、夢や希望を失わせることではないか。
藤田氏がもっとも恐れているその事態を、
ためしにやってみたらどうなるか。
これが月光条例最大のギミックではないか。
うしおととら、からくりサーカスと比べると、
今までの月光条例はなにか物足りなかった。
が、たかだか数ページのギミックで、
うしおととら連載からの20数年の夢や希望そして思い出をひっくり返し、
藤田氏お得意の徹底的な絶望の世界へ、読み手を連れて行った。
いくら物語上で千年を費やすものであっても、
読み手が現実に体感する時間はその物語を呼んでいる数時間に過ぎない。
決して千年というときを体感しない。
しかし今回のギミックは、週刊誌のたった数ページ、読むにしても数分の時間で、
確かに物語上で作者が伝えたかっただろう時間を体感した。
うしおがとらにであい、白面を倒しとらを失い、まさるが鳴海としろがねにであい、
鳴海を助け、しろがねを守るほど成長したという、藤田氏が現実に作り上げ、
私が藤田氏の物語に費やしてきた20数年という時間が確かに殺され消滅する思いだった。
これは今までに無い恐ろしいギミックだと思います。
もっとも、うしおととらからの藤田ファンでなければ体感しにくいギミックかなと思います。
以上のように、愛する作品を消滅させ、読み手を絶望させるという作者がもっとも恐れることを
やってみた藤田氏は、やはりマンガの鬼なのかもしれない。
月光条例 24 (少年サンデーコミックス) 関連情報