超時空要塞マクロス VF-1S バルキリー ロイ・フォッカー機 (1/100スケールプラスチックキット)
小サイズで、変形ギミックは別売りのキットを交えての差し替え。
接着剤不要。”F”やパチンコから入るライトユーザーも視野。・・・などと思って
「簡単に組み立てられる戦闘機」との先入観を持って買うと、かなり驚かされるシロモノ。
消すべき合わせ目を減らしたり、精密な造型のためなら細かいパーツ分割も辞さない
―という姿勢が色濃く、小さい部品などは初心者には少しやっかいだと思います。
たとえば、スネは着陸脚の入る部分を中心軸として、左右と後ろに板(装甲)、
前は尾翼の付いた装甲や脚室のカバーがはり付くという、合わせ目の出ない構成です。
2段になってるツマサキや、本体上面を成すバトロイド時の胸、背などもわざわざ
別々のパーツになってるのを目の当たりにすると”ただの戦闘機”ではなく、
”巨人異星人の技術を用いて作られた可変戦闘機”だという実感が高まります。
白、グレーの2色成型+ポリパーツ。クリアパーツはキャノピーと頭部を再現。
窓枠、頭部レーザーなどの部分塗装とデカール貼りでおおむね設定に近づきます。
一部のアンダーゲートの処理のしにくさ、未包装のデカールはちょっと・・・
と思いましたが、成型の精度などは全くツッコミようのないレベルで満足しました。
超時空要塞マクロス VF-1S バルキリー ロイ・フォッカー機 (1/100スケールプラスチックキット) 関連情報
超時空要塞マクロス VF-1S バトロイド ロイ・フォッカー機 (1/100スケールプラスチックキット)
持ち手と一体化しているガンポッドのグリップ、頭部レーザー&バイザー、
ライトなどの部分塗装+デカールでそれなりにイイ感じにはなるキット。 とはいえ、
合わせ目消しや塗装をしても大して時間のかからない小ささと組みやすさです。
時間や置き場に都合があったり、劇中イメージっぽい造型&小サイズ好きな方には
オススメですが、技量のある人には可動範囲も大差ないハセガワ製1/72が良いかと。
ファイターに比べ、処理しにくいゲートやはめにくいパーツが軽減されていて
意外でした。 付属する左右の握り手と平手の造型はデキが良く、角ばった指です。
非公式ですが、バトロイド用のスタンドはガウォークの下部にどうにかはまります。
少しばかり気になった点を列挙すると・・・
・ガウォーク用の肩関節のボールジョイントがゆるい
・足首の可動範囲の狭さがガウォークのスタイリングに影響(バルキリー造型の宿命)
・白パーツの下のポリパーツ(グレー)が透けて見える(デカールで概ね隠れる)
・接続ピンの関係でファイターの(ミサイル付き)主翼がコンバートできない
超時空要塞マクロス VF-1S バトロイド ロイ・フォッカー機 (1/100スケールプラスチックキット) 関連情報