センチメントの季節―榎本ナリコ画集 (Big spirits comics special)
きれいな画集です。
また出して欲しいなあ。
センチメントの季節―榎本ナリコ画集 (Big spirits comics special) 関連情報
IVは新刊で入手可能なのに、Iは電子化されたためか絶版状態。なので中古を購入。紙本の装丁は質感もよく、キレイ。
タイムトラベルでのルール違反に対するペナルティ状況からの脱出が中心となるストーリー。
主人公の名前が「杉田果子(過ぎた過去)」とか、未来の観光ガイド「歩き方」が紙本とか、「タイムトラベル、略してタラベル」「ダブルホールド(Wフォルト?)」などなどゆるいダジャレ満載ながら、なかなかどうして設定は凝っているし、入り組んだエピソードもアリガチな破綻はなく、キチンと構成されたSF作品だと思う。
最初こそ線の細い絵柄がちょっと雑に感じたけど、すぐに馴れた。
構図やコマ運びが生き生きしていて、かなり深刻な状況にウッカリやシマッタを連発する元気いっぱいな主人公の、親しみやすくて一途な行動力も魅力的。
昔懐かしいジュブナイル冒険小説のような楽しさがあります。
時間の歩き方 1巻 関連情報
性についてこれほどストレートに生々しく描いた漫画は初めてだった。こういう作家は私が子供だったときはいなかったと思う。作者と歳が近いので、自分と同世代の人がこれほど鋭く性について捕らえているのは驚きだった。セックスシーンは沢山出てくるが、単なるエロ漫画ではない。体だけの関係と割り切って、後で心にやりきれないむなしさを感じたり、セックスをしている時以外生きている実感が持てなかったり。どこか倦怠的で、体と心が切り離されたような10代の少年少女がこのシリーズには沢山登場する。何だかとても痛々しい気持ちで読んだ。
よく道徳の教科書のような正論を吐く大人がいて、「中学生で売春なんて、人間のクズ」などという。しかし思春期誰もが体の衝動として性の目覚めを体験しているのでは。セックスなんて興味もなく、自分は勉学とスポーツ、清く正しい恋愛に青春を送りました、という顔をしている大人は、この漫画を読んで非常に嫌悪感を感じるかもしれない。自分の恥部を暴露されたような気がするのかもしれない。漫画に描かれている青春は明るく清くかっこいいものばかりだと思っていたけれど、青春なんて本当はぶざまでみっともないものだと思った。心と体とは必ずしも一緒に成長はしていかず、体の衝動のほうが先に立ってしまうこともあると思った。この巻の最後のシーンで、伊藤が奈津子に「今度会おうよ。話でもしよう。」というシーンは何だか胸を締め付けられた。二人が散々倒錯的なセックスをして、その後に心の触れ合いを求めるような台詞というのは何だか順番が逆のようだが、二人はこの後どんな関係になっていくのか、悲しいながら少し救われるラストだった。
センチメントの季節3 夏 関連情報
センチメントの季節 1章「還らざる海/反コギト」 [DVD]
白川日菜の美しいからだが見れる作品です。
小池祥子は残念ながら脱いでいません。
女優B 内容B 特記事項(初ヌード) 総合B(☆3つ) センチメントの季節 1章「還らざる海/反コギト」 [DVD] 関連情報
眠れる夜の奇妙な話コミックス 時間の歩き方(2) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
楽しみにしていた新刊が出たので喜んで買いましたが、1巻で引き起こされた問題、行方不明の遇太の父の行方など全く解決されず、
これを単独の物語として見ればそれなりに面白いですが、締め切りに追われる作家の物語はちょっと笑えない設定。
次巻に期待したい。
眠れる夜の奇妙な話コミックス 時間の歩き方(2) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 関連情報