「動物のお医者さん」以前に獣医を正面から扱った作品です。舞台も北海道ですし。内容はコミカルな成長ストーリー+ラブロマンスです。題名が子供向けに見えるために、想定読者層とのミスマッチがあるかもしれません。精神年齢17歳以上向けです。心がササクレ立った時に読むと、少し和むかもしれません。 ポポ先生がんばる!! (集英社文庫―コミック版) 関連情報
小学生の時に従姉から何気無く送られてきた段ボールの箱に入っていた漫画が、「ミルキーウェイ」でした。今から20年近く前です。最初に読んで泣きましたが、何度読んでも感動します。今のマンガ界では得られない、心の奥底にじんわり響く優しさと愛情がたくさんつまった作品です。長く悲しい思い出も、迷いながらでも進んでいけば、きっと安らげる日が来ることを、教えてくれました。作中の詩は、小学生の頃に暗記して、何かあるたびに今も唱えるときがあります。派手さや激しさには欠けるかもしれませんが、昭和の古き良き時代の空気と、太刀掛先生の想いのつまった傑作です。 ミルキーウェイ (集英社文庫―コミック版) 関連情報
なつかくて思わず購入しました。小学校〜中学校の頃大好きで読んでいて、文庫として復活してくれて嬉しいかぎりです♪
短編集ですが、ひさしぶりに読み返して感動するのは、絵の美しさ、細やかさ!学園物の脇役の女の子の制服のリボンひとつスカートのヒダひとつにも手を抜かない!という太刀掛先生の絵への愛情があふれています。これだけでも買ってソンはない!
私的に大好きなのは比較的長編の[青いオカリナ]です。太刀掛先生にしては革命の絡んだ激しい物語で、革命で両親を失ったヒロインのキツい視線や[私をつれてきたことを後悔させてやる!][にくいわ!許さない!][声は生きるための道具よ]という台詞にコドモだった私はドキドキしていました。当時あまりこういう強めのヒロインはいなかったように思います。ラストには泣いた記憶があります…。今読んでもどうにも泣けてしまいました(^_^;)
うっとりしながら読み終えました。当時お好きだった方も初めての方もどうぞ!おススメです♪
ふたつのうた時計 (集英社文庫―コミック版) 関連情報
小学校低学年の時読んでました。
当時の自分からすれば、
「継母からいじめられる主人公」というのが衝撃的で、
「るりちゃん(主人公)可哀相、おかあさん(継母)ひどいー」と思って
読んでました。
とはいえ、この継母が
結構気の毒なキャラ設定になってるんですよ。
意地悪な顔して主人公にあたりますが、
泣いたり苦しんだりしてる表情も
ちゃんと描いてある。
主人公に意地悪する理由もちゃんと描いてある。
おかげで子供ながらに、この継母さんをどーも嫌いきれなかった。
それに、この継母さんと
主人公のお父さんの間に出来た、
主人公の異母妹。
この子がまた
可愛いくて可愛いくて気の毒!
継母と異母妹を
徹底的に意地悪であくどいキャラに設定して、
ひたすら主人公をいじめる話にすれば、
もっと話は長引いたかもしれない、と思います。
でも、作者はそんな
子供騙しな設定をよしとしなかった。
だからこそ物語の後半は流れが停滞した感があります。
←後半になると
主人公の恋愛がメインになった。
要は継母さんが
意地悪をトーンダウンしてしまった。
勿論それもやむなしの理由あり。
恋愛まんが、としてではなく
どうも私はこれを
家族をテーマにした話、として読んでたみたいですね。
20年近く経ってそう思う。
大人の私は
物語ラストの継母さんの
「私がしてきたことは」
の台詞に泣きます。
旦那!なんでそんな大事な台詞、こんな後になって言うんだよ!
最後ですが、絵が好き。
太く柔らかい主線に
細い補助線、
黒塗りのバランス、
効果線の入り方、
コマのわりかた、
凄く好きです。
花ぶらんこゆれて… 2 (集英社文庫―コミック版) 関連情報
「キャンディキャンディ」を漫画喫茶で読み号泣した私。友達にりぼん版キャンディキャンディだと薦められ表紙を見ると太刀掛秀子じゃん?!あの「なっちゃんの初恋」の太刀掛秀子?つまんなそう…どうせブリッコな眼鏡ブスがヒロインでしょーって全然期待してなかったのですがもう涙ボロボロで一気に読んじゃいました。舞台が日本なので「キャンディキャンディ」よりリアリティありますし…。てゆーか話が結構リアルなんです!!思いっきり涙をながしたい方にオススメ!! 花ぶらんこゆれて… 1 (集英社文庫―コミック版) 関連情報