1996年の本であるが、豊田さんの近著と概ね趣旨は変わらない。
ただ当時は日本が村山政権、韓国では金泳三が大統領だったので
一昔前の時事を懐かしがったり、忘れているようなことも多く、
「俺もこの頃は若かったよなあ」と、感慨に浸るような気分になってしまった。
それにしても韓国も成長しない国である。
金泳三の演説など、この間のパククネの演説ですよと言われても、なんら違和感がない。
意外だったのが村山富市が「日韓併合条約は当時は合法的で有効だった」と口にしていたんですな。
もちろん韓国は噛みつくわけだけれども、村山は首相として間違ったことは言っておりません。
第五章、『韓国の中の日本語』として、結構な分量で日本語と朝鮮語の類似性が記されている。
豊田さんはもちろん言語学者ではないけれど、朝鮮語を理解されている方だ。
安本美典氏は比較言語学の観点から「日本語と朝鮮語は六千年ほど前に枝分かれしたのであろう」
としているが、豊田さんも両国の言葉が似ているのは、要するに、日本が韓国を併合し
日本発祥の漢字が韓国へ流入したから、としている。
一時期、現代韓国語で万葉集が読める、などという珍説が流行したけれど
そんなことがあり得ないのは言うまでもない。
韓国へ、怒りと悲しみ 関連情報
題名が「怒りの方法」とあるくらいだから、怒り爆発で書かれてもしょうがないと言えばそれまでだが、感情発露が多いと、一歩引いてしまうのも事実。本文中にも書かれていますが、怒りは冷静に述べるのが適切であって、それは書き方にも共通するはずです。
また、「怒りの方法」とは言いつつも、書かれているのは著者が取り組んでいる「諸問題」の方がメインになってしまっている感があります。
「怒りの方法」としては、得る物が少ないように思われます。
怒りの方法 (岩波新書) 関連情報
最近の作品は少々間延びしているというか、切れ味いまひとつって感じだったけど、これは久しぶりに内田春菊!って感じ。男のダメなところを描くうまさは抜群だし、女は男に惚れながらも自分の人生を生きようとする姿勢を崩さない。力作ぞろいで内田春菊復活!という手応えを感じました。
20代の女子仲間が順番に主人公になっていく読み切り構成で、個人的には冒頭の風俗の子がいちばんインパクトがあった。
普通なら「優しくていい男」として描かれそうな男子も、実は問題ありというニュアンスで描かれていて、そこに男女を問わず「人間なんてそんなもんよ」というメッセージを読むか、「まったく男ってやつはどうしようもない!」と怒るか、そのへんは人それぞれでしょう。
本の中で著者は「だめな男は変わらない」説を展開してましたが、少しは変わるんじゃないか。これは男の意見?
怒りと共にイキまくれ (Feelコミックス) 関連情報
けっこう気にいってます。 バロック好きの人にはいいと思いますよ。 ベスト・オブ・ベスト バロック名曲[全84曲] 関連情報
敵兵に捕まったランボーが無線で本当の悪マードックに「マードック、命を貰いに行くぜ・・・」と言って大暴れするシーンは
身震いするほどのかっこよさです。
ランボー/怒りの脱出 [DVD] 関連情報