Jody Watley - Greatest Hits
昔、高校生の頃、夜に見たTVでJodyのPVが流れててカッコイイ!!と思ったのを思いだして購入しました!懐かしくて聞いてます♪
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ストロベリーナイト DVDコレクターズ・エディション
テレビ版とは違って、玲子の勘で事件を解決する要素は少ない。姫川班のチームプレイによる部分は重要ではあるが、どちらかというと玲子個人の心の部分について、多くは語らずともよく見えた映画だった。
いつもぎりぎりのところで真ん中にとどまっている玲子が、今回は少しだけ逆の方に針がふれたというか。
犯罪者だけが気づいてしまう(勝俣もだけど)玲子の本質---それが見え隠れしているのが楽しいストーリーですが、玲子の心の底を引き出すことは菊田にはできないことも決定的になった。
玲子は牧田を使って自分の闇を乗り越えようとしたんじゃないかな。
お互いに惹かれあって・・・とかそういう陳腐なものではなく、玲子が、自分が真ん中にとどまるためには、牧田という存在をも飲み込んでしまう必要があったというか。
牧田はそれがわかっていたから、玲子の誘いを受けたんだと思う(あれは玲子が誘ってる!)
他人に自分の大切なものを奪われた経験がある人間は、人と適切な関係を結ぶことが難しい。
そこには、交わるという公平で対等な行為がないから。けして混ざらないのだ。
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コロヨシ!! (角川文庫)
スポーツに青春を賭ける高校生の物語。
作者の文章はとても美しい。こんな風に多彩な語彙を操りツラツラ書けたら、さぞかし楽しいことだろう。
しかし私は序盤、苦戦した。物語に入り込めないのである。
美しい文章で描かれた主人公の葛藤や描写。阿呆っ。真面目に書けば書くほど笑けてくる。
主人公が青春を賭けるスポーツとは『掃除』である。掃除と言う架空のスポーツなのだ。
この緊張と緩和は私好みなのだが、最初から最後まで全てこれで押し通す。
「さすがにボケが長いぞっ」とつっこんでしまった。
だが慣れというものは恐ろしいもの。中盤以降はぐいぐい引き込まれていった。
ラストは好き嫌いがはっきりと別れるだろう。物語の伏線が徐々に明らかになってきたところで終わる。
作者の考える完結した物語はあるのだろうが、敢えて途中で読者にバトンを渡したのだろう。妄想属に属する私には善しなのだが…。
さて貴方は如何でしょうか?
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田んぼの虫の言い分―トンボ・バッタ・ハチが見た田んぼ環境の変貌 (人間選書)
ウスバキトンボの飛来数増加について書かれていると,本書を紹介された。私の今住む奄美大島では,5月に多数の個体に気が付いた。おそらくもっと早くから飛来していた個体が多いと思われる。「南から侵入した個体が,世代を重ねて北上する」という通説には根拠が無く,筆者は自説を繰り広げており,南方定点観測船のデータなども駆使している。もしそれが本当であれば,今後のウスバキトンボの増減を記録することは,大きな意味を持つこととなる。そういう意味で,本書を読んで感じ取ったことは面白いと思われる。
本書はトンボ以外にバッタ,ハチという3種の昆虫に対して,3名のアマチュアが取り組んだその結果を示し,「ここが分からない」と問題提起をしている。身近な環境でありながら,理解し切れていない「田んぼ」という環境について,昆虫を通してアプローチしていく姿勢に好感が持てた。アマチュアにできること・できないことが書いてあり,「自分が調べるならば」とついつい考え込む瞬間が多かった。
是非中学生の夏休み研究から一般にまで読んで欲しい。
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失われた町 (集英社文庫)
三十年に一度、町が消滅するが、それには、非常に多くのルールを従えている。
この架空の世界に入り込むのに、少々時間を要したが、それに対する説明も小出しに行われる。
ハードSFの様な前提とは異なり、著者が設けたルールが、煩雑でもある。
この世界に一度入り込むと、様々な人間模様が展開され、妙にしんみりとした部分も多くて、面白い。
ただ、徹底した空想世界の構築を描くのか、人間模様を描くのかの重点が定まらず、少々中途半端な印象だ。
しかし、著者の最近の作品では、その両方の描写が、さらに徹底かつ洗練されたものとなっている。
小説宝石2007年10月号に掲載された、著者の短編「遠距離恋愛」では、
浮遊都市に住む彼との距離は、上下に離れているのだが、人間模様を重視しつつ、さらにハード化している。
著者の作風の方向性は、現在のところ、ハードSFに向かっている。
この作品では、ハード性が不足している?印象は拭えないが、
家族や最愛の人を失った人々のやるせなさが描かれ、相応の読み応えがあった。
賛否両論はあるだろうが、私は本作品が好きだ。
今後のハードな長編作品にも期待する。
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