その黎明期、飛行機はその技術が未熟故にしばしば墜落した。
しかし、安全装備が充実しているはずのハイテク旅客機が次々と事故を起こすのはなぜか？
今迄に無い、新しいタイプの航空機事故が起き始めていると言う視点からハイテク旅客機事故を検証する本です。
残念ながら、本書の刊行後にも旅客機の事故は絶えず、あのMH370の行方は未だ知れず・・・
この「新しいタイプの事故」は技術の進歩と共に「更に新しいタイプ」が登場しているような気がして仕方ありません。
墜落―ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか 関連情報
墜落―ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか (講談社プラスアルファ文庫)
「ハイテク旅客機が、なぜ事故を起こすのか」。
答えは、簡単か。
人間が、コンピユーターを信じすぎるため。
機械が、人間に近づきすぎたため。
実例が第1章から第7章まででている。
最終第8章で、著者の提言は衝撃的だ。
飛行機を知り尽くした、著者の、今後の旅客機に求める提言が。
墜落―ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか (講談社プラスアルファ文庫) 関連情報
