ヤンフラ最高ですよね。
でも日本語吹替えは次元が違います。
メーカーさん、版権がクリアできるならご一報ください^_^
ヤング・フランケンシュタイン [Blu-ray] 関連情報
メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』 2015年2月 (100分 de 名著)
冒頭の作者メアリー・シェリー一族の系図と人脈図がよくできているので、これはなかなかいい。さらには、「主な登場人物」の図解と「怪物の発達過程」の表示も、とてもいい。
このガイドブックだけで、作品の大まかな粗筋と作者シェリーが言いたかったであろうことが、ほぼ理解できる、というすこぶる豊富な内容で、読者にとっては実にうれしい小冊子になっている。楽に読み終えることができるので、これだけで十分!といいたいとこだけど、そこはそれ、やっぱり作品を読みたくなること請け合い・・・である。
むしろ、「フランケンシュタイン」がどういう内容の文学かということは、その過激な部分は知っている!という読者は多いと思われるので、むしろネタばらし気味の雰囲気一杯のこのガイドブックを、まず読み終わってから、読み進めるのがいいかもしれない。
で、怖いばかりじゃない!ホラー的な怖さばかりじゃなく、人間の怖さ、科学の発達の怖さ・・・色々な「怖さ」に遭遇することになるだろう・・・・・・・
メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』 2015年2月 (100分 de 名著) 関連情報
映画フランケンシュタインが予想以上の大当たりだったため、ユニバーサルが続編を作ろうと3年目のこと
である。当時はヒットすればすぐにシリーズ化するという時代ではなかったんですよね。
風車小屋と共に焼け死んだはずの怪物をいかにして誕生させ新しい物語をつくるかに知恵をしぼってできあ
がったのがこの作品で、日本では昭和10年7月に帝劇で封切られたということです。
今作は怪物にものを言わせたり、プレトリウス博士という、フランケンシュタインに輪をかけた怪しげな創造マニア
の科学者が現れて怪物の花嫁(チャールズ・ロートン夫人のエルザ・ランチェスター)創造しようという傾向の作品でした。
この映画は監督がホエールで前作同様、とても雰囲気のよい作品に仕上げられていました。
フランケンシュタインの花嫁 [DVD] 関連情報
フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)【期間限定プライス版】 [DVD]
この度東宝より廉価版となって発売された為、自己都合とは言え、漸く今作を鑑賞する事が出来て嬉しい限り。東宝さん、ありがとう。
東宝が怪奇空想科学映画シリーズの第一作として位置づけた作品。
東宝怪獣映画としては初の日米合作(ベネディクト・プロとの提携)であり、「理由なき反抗」や「襲われた幌馬車」(近日レビュー予定)等に出演していた
ニック・アダムスが起用されている点からも洋画ファンにとっても興味がそそられる今作。この人、今作を撮り終えてから3年後に亡くなっている。
更にナチス独逸が多少なりとも絡んでいるので、これ程国際色豊かな?怪獣映画もそうそうないのでは。
怪獣映画ですから突っ込み処は満載です。
私がどうしても気になったのは、巨大化したフランケンシュタインがフットワークも軽くあっちこっちに移動出来た事ですね。
体長20mもあるのに誰の目にも触れず移動するなんて普通じゃ考えられない。
特に戸上季子(水野久美)の住む団地に姿を現したフランケンシュタインがどうやってそこまで行き着き、どうやって逃げ果せたのか?
それと身に着けていた物が体と共に巨大化したのも???
通常怪獣は服なんか着てませんから、こんな突っ込みは入れようがないんですがね。
フランケンシュタインの心臓を極秘で研究していたリーゼンドルフ博士の研究室から、
ユニバーサル・ソルジャー顔負けの不死身の兵士を創造する為とナチス独逸が心臓を強奪。
日本との共同研究を行う為、広島へ運ばれるのだが、終戦間近の時期ですので皆さんご存知の通り原爆が投下され、心臓は行方不明に。
ちなみに1945年6月5日のベルリン宣言によりナチス独逸は崩壊しているので、この研究って日本が単独でしていたんですから凄いもんです。どーでも良い事ですが。
後はDVDでご確認いただくとして、ドラマ部分は結構しっかりと作られています。
特にフランケンシュタインと戸上との心の交流はキングコングとヒロインとの関係を想わせる様な描き方で、今作が悲劇のドラマとなる点の重要な要素となっています。
又、クライマックスの山火事を背景にしたフランケンシュタイン対バラゴンの一大決戦は非常に迫力があり、見応え十分。
流石、日本が誇る東宝の特撮陣だと改めて唸らされますね。
本DVDは特典映像が充実。
何と言っても2種類のエンディング(初公開版と海外版=TV放映版)が収録されているのが素晴らしい。
巷では海外版のエンディングが頗る評判悪いのですが、これはあくまでも大人の見解で、中学生ぐらいまででしたら海外版の方が得した気になるのではないでしょうか。
初公開時に海外版を採用しなかったのは東宝も『あれは蛇足だ』と判断したんでしょうけれど。
又、有川貞昌さんによるオーディオ・コメンタリーは撮影当時の思い出話など内容盛り沢山で聴き物です。
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