心が温かくなる、秀作。ドキュメンタリーを思わせる長録りと、遠くからの引いたショットがふしぎな印象を作り出します。原作の中のいくつかを映画化していますが、原作ファンとしては、どうしてこのエピソードがないの?・・・と思ってしまうので、☆一つ減点。 きみの友だち [DVD] 関連情報
映像やキャスト的には申し分なく、逆に過度な期待感を持たせてくれます。
セリフや展開に小難しさが一切なくわかりやすいし、笑いの要素の盛り込み方も恥ずかしいくらい『完全なるウケ狙い』で(←とはいえ、ちゃんと笑える面白さですが)、ラストが青春モノの様な終わり方なので、総合して『大人向けではないな…』という感想です。あえて映画にしてまで言われなくてもわかってる様な事を、何のひねりもなく喋ってる部分が多く、大人が見るにはもう少し『深さ』が欲しいな…という気がしました。
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映画「SEASIDE MOTEL」のノベライズ版。周りは山ばかりなのに名前が「シーサイド」という汚いモーテル。全ての部屋に飾られた南の島の海辺の写真だけが、そのホテルの「シーサイド」なのだと、本の著者は言う。最後まで読み進めると、実はこのモーテルが、数人の登場人物にとって、本物の美しいシーサイドへと続いていることが分かる。映像と違って人の内面に焦点を当てられるのが文字言語のいい点だが、この本はその利点を最大限に生かし、映画にはない心情描写が適度に織り込まれている。 THE STORY BOOK OF『シーサイドモーテル』 関連情報
なんでこんなに酷評されてんの、この映画?
私、けっこう感動したんだけど(^^ゞ
甲子園地区予選決勝。
7回までパーフェクトに抑えられる桜木高校。
応援団よ、気合いを入れるんだ!
旗手の団員が叫ぶ!
「諸君ー! 苦しい時こそー!
心を振り絞ろうーーー!!」
「苦しい時ーー!
俺はすぐに逃げ出す男だったがーー!
今は勝つためならーー!
どんな苦しみにも耐えられるーーー!!!」
渾身の力で旗を振り回す団員。
太鼓の団員も叫ぶ!
「諸君ーー!
俺は応援団が大嫌いでーー!
いつも応援団から逃げ出す事ばかり考えていたーー!」
「だが今はーー!
仲間たちと応援しているこの時間がーー!
いつまでも続けばいいと思っているーーー!!!」
私ムチャクチャ感動したんだけど。
。。。私がおかしいのか???(-_-#)
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キャストは佐々木蔵之介、ふかキョン、伊原剛志、上地雄輔、柄本時生など、それぞれ濃い演技をしてくれます。
江戸時代、享保20年、8代将軍、徳川吉宗の治世を設定し、磐城国の1万石ほどの小藩、湯長谷藩の参勤交代をテーマにしています。
東北なまりで聞き取りづらい所がありますが、素朴で情緒たっぷりな人情を感じます。
珍道中はなんともいえない深い味わいがあります。
コミカルでユニーク、奇想天外で、この作品に「青春してる」っていうようなエネルギッシュさがみなぎっています。
はじめから目線は同じなんです。
そのことが側面からそっと温かなまごころを感じさせてくれます。
大根の漬け物がこの藩を象徴しており、ゆとりはまったくないけれども、庶民の暮らしは平和で、のどかで、しっかりと愛情のこもっている様子が伺えます。
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